はじめに
紫外線や加齢など様々な要因によって顔の印象を老けさせてしまう二本のシワ、ほうれい線。
今回はその要因を掘り下げて「なぜ、ほうれい線の発生に結びつくのか」を詳しくご説明します。
夏場、太陽に愛されていたと勘違いして秋を迎えると、実は肌が攻撃されてシワシワになってしまったなんて笑えません。
あなたの肌を守るのはあなた自身です。
ほうれい線が出現するメカニズム
ほうれい線が出現するメカニズムのキーワードは、
- 肌の弾力性の低下
- 表情筋の衰え
- 乾燥
以上の三つです。
メカニズムに関わるそれらが発生する要因は、外的要因で言うと、
- ストレス
- 紫外線
- 喫煙
内的要因で言うと、
- 栄養バランスの偏った食生活
- ビタミンC不足
- コラーゲン不足
- 運動不足
- 睡眠不足
これらが挙げられます。
今回は内的要因のビタミンCを取り上げて詳しく解説していきます。
ほうれい線とビタミンCの関係
肌の弾力性の低下や乾燥が要因で出現するほうれい線。
ポイント
- 五大栄養素のビタミン類の水溶性である、ビタミンCと深い関わりがあります。
【抗酸化作用】
ビタミンCは、紫外線やストレスなどにより発生した活性酸素を除去する働きをします。
この活性酸素は体内から身体を錆びさせ、老化を促進してしまいます。
老化の原因である活性酸素を取り去ることで、肌の老化を防ぎ、加齢による肌の弛みや乾燥から遠ざける効果を発揮するのです。
【コラーゲン生成の働き】
真皮層の約70%を占めているコラーゲンは、肌の弾力性の保持には欠かせない成分です。
このコラーゲンを体内で生成する際に、ビタミンCが補助的役割として働きかけます。
ビタミンCの摂取量が不十分な場合、比例してコラーゲンの生成も滞ってしまい、肌の弾力性が低下してしまうのです。
ハリや弾力を失った肌は、皮膚を持ち上げることが出来ず、弛みを引き起こし、ほうれい線の出現を助長してしまいます。
【抗ストレスホルモンの生成】
ストレスを受けると、ストレスによる悪影響から身体を守るため、体内では抗ストレスホルモンが分泌されます。
この抗ストレスホルモンを生成する上でビタミンCが必要になるのです。
ストレスは活性酸素を発生させるだけでなく、自律神経を乱れさせ、ホルモンのバランスを崩してしまい、老化を促進させ、乾燥などの肌トラブルを引き起こしてしまいます。
ほうれい線が出現しやすい環境にしてしまうストレスと戦う、抗ストレスホルモンの生成を助けることで、ビタミンCはほうれい線の予防に間接的に関わっているのです。
まとめ
ビタミンCを一日の必要摂取量100mg摂ることがほうれい線対策に効果的でしょう。
ただし、ストレス過多、飲酒、喫煙やアスピリンの服用などによって、ビタミンCは不足しかねません。
該当する場合、大目の摂取を心掛け、欠乏症にならないよう注意が必要です。
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