はじめに
プラセンタとは、妊娠時に母親の【母体】と子供の【胎児】を繋いでいる【胎盤】から抽出されたエキスのこと。
◯医療機関のみで取り扱われているプラセンタは
・ヒト由来のもの
・悩みや個人の価値観、症状に応じて【点滴】【筋肉注射】による投与や【内服】による投与など選択することが可能
そんなプラセンタは、「肌が綺麗になる」とか「シミやそばかすが薄くなる」などの認識がなされていますが、プラセンタを打つことで生まれる効果とは?
また、医療機関においてプラセンタを点滴または注射する際は、同意書の記入が必要ですが、何故かご存じですか?
プラセンタを打つことで生まれるデメリットは何でしょうか?
メリットとデメリットを詳しくまとめてみました。
参考:後で知っても遅いから!プラセンタを打つ前に読むべき真実
プラセンタの3つの効果
母体と胎児を繋いでいる胎盤エキス、通称プラセンタエキス。
受精卵から人間に成長させるための命綱である胎盤から抽出されているため、その働きは幅広く優れた効果も発揮するものばかりです。
効果1)成長因子による新陳代謝の活性化
プラセンタエキスは成長因子を膨大に有しており、人間に必要な器官や臓器を作り上げるための細胞分裂を促進し活性化を促します。
↓つまり↓
新陳代謝が活性化し、
・肌のターンオーバータイムが短くなる
・疲労回復が早まる
・皮膚のセラミドの合成を促す
という美容効果が期待できるのです。
ヒント 「セラミドって??」ー肌の触り心地はセラミド次第!
セラミドは皮膚の表皮層内の角質の隙間に潜み、乾燥防止の役割を果たします。
なめらかで触り心地の良い肌は、角質間にセラミドがたくさん含まれている肌なのです。
※アトピー性皮膚炎の肌は、セラミド含有量が極端に低下している肌です。
プラセンタを打つと、乾燥知らずのツルツルむきたまご肌になるのはこういう理由があるからなのです。
効果2)アレルギーの中和
身体には免疫システムがあり、自分の遺伝子以外の異物を攻撃して破壊する働きを担います。風邪を引いた時に、ウイルスをやっつけるのもこのシステムの働き。
ーでは、妊娠中の母体では?
父親の遺伝子が混ざった胎児は母体にとって異物です。
ですが、免疫システムは絶対に攻撃しません。
何故ならば・・・
胎盤が母体と胎児を繋ぎ、免疫システムによる拒絶反応(=アレルギー反応)を中和する働きがあるのです。
↓つまり↓
アレルギー症状を和らげたり、改善する効果が期待できます。
アトピー性皮膚炎やアレルギー性の皮膚炎症を患っている場合、プラセンタエキスを利用することで、症状が緩和されやすくなるのです。
効果3)P53遺伝子活性化の働きで美白効果
P53遺伝子活性作用とは、細胞分裂の過程で生まれる異常細胞を排除する作用のことです。
↓つまり↓
遺伝子的に異常のある細胞、つまり、異常なメラニン細胞を消去させるためにも有効ということ!
シミやそばかすなどのメラニン細胞の異常からくる肌トラブルを予防し、改善するために役に立つので、美白効果も。
医療用プラセンタは同意書が必要な理由
様々な薬理効果や美容効果をもたらすプラセンタですが、デメリットも然り。
「プラセンタを打つと、献血ができなくなる」と聞いたことはありませんか?
ポイント 「献血資格の消失」
- 医療機関にてプラセンタを打った人は献血資格を失います。
- 現在、平成18年8月24日に厚生労働省により発表された「ヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤使用者の献血制限について」の通達により、日本赤十字社側は「ヒト胎盤(プラセンタ)由来製剤の注射薬を過去に使用したことのある方の献血をご遠慮いただいております。」と発表しています。
献血が出来ないこともそうですが、デメリットの真髄はそこではありません。
現在の化学では、プラセンタを打つことで何らかの弊害が起こることを全否定は出来ないのです。
献血を出来ない、という事実だけではなく、今は知られていなくても後の未来に発見された病気がプラセンタを介して起こりえるかも知れません。
その可能性は100%否定が出来ないのです。
30代で今後妊娠を希望している女性は、プラセンタを打つことで手に入る薬理効果や美容効果だけでなく、将来起こりえるかもしれないデメリットも念頭に入れておくべきでしょう。
まとめ
プラセンタに興味がある場合、
◯それが一体何なのか
◯どんな成分なのか
◯薬理効果や美容効果は何か
◯どうしてそうなるのか
などの情報から、デメリットも知った上で、自分のライフスタイルに合った選択肢を行うといいでしょう。
参考:CREVIA
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