はじめに

アンチエイジングといえば、一番気になるのが皮膚ですよね。

見た目を左右する肌を若々しく保つために、そして悩んでいる肌トラブルから解消されるために。

ビタミンの中でも「皮膚のビタミン」として有名なビオチンについて、深く掘り下げたいと思います。
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 <疲労感や筋肉痛の予防と改善>

激しく体を動かした後や糖分(ブドウ糖)を燃やしてエネルギーを作り出す過程では、燃えカスとして乳酸が発生します。

この乳酸が蓄積すると筋肉痛を発症させ、疲労の原因となります。体内において、その疲労物質である乳酸を肝臓へ運搬し、乳酸をビルピン酸へ変換後、さらにオキサロ酢酸に変換し、ブドウ糖を作り出して再利用しています。

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ポイント

  • このサイクルを「糖新生」と呼んでいます。

ビオチンはピルビン酸がオキサロ酢酸へと変換される際に働く酵素カルボキシラーゼを助ける補酵素として働きかけ、糖の代謝を助けているのです。

だからこそ、乳酸を分解し、再びブドウ糖へと糖新生する過程で働くビオチンは、筋肉痛や疲労感の緩和を促してくれるのです。


ポイント

  • つまり、ビオチンが不足すると乳酸からの糖新生が上手く行かず、筋肉痛や疲労感を感じやすくなります。


他にも、ビオチンが糖の代謝に補酵素として働きかけるために血糖値の調整をする観点から、高血糖を改善する作用も報告されています。

このことから、血糖値の低下に働きかけるため、糖尿病の症状緩和にも利用できるか研究段階です。


ポイント

  • また、アミノ酸の代謝に関わる補酵素として、白髪や脱毛、禿げの予防などにも広く効果が期待できるビタミンです。

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皮膚だけでなく、健康的な体を維持するために必要なビタミンのビオチンです。

参考: