はじめに

アンチエイジングといえば、一番気になるのが皮膚ですよね。

見た目を左右する肌を若々しく保つために、そして悩んでいる肌トラブルから解消されるために。

ビタミンの中でも「皮膚のビタミン」として有名なビオチンについて、深く掘り下げたいと思います。
 illust-1.jpg

 ビオチンとは

 20130908_570817.jpg
このビオチンは食品に広く含まれており、また腸内で腸内細菌善玉菌によって生成される栄養素でもあるビタミンです。


ポイント

  • 腸内環境が健康な人は、日常生活の中でビオチンの欠乏症は殆どと言っていいほど見られません。

熱や光に対しては耐久性がありますが、酸やアルカリに対しては構造を破壊されてしまう相性を持ち合わせているので、調理方法によるビオチンの損失も心配は要らないでしょう。

また、食品中ではタンパク質を結合した形状で存在し、分解されにくい特徴を持ちます。

しかし、合成量だけでは生体における十分量の維持に満たないとも言われており、腸内環境が健康でない人にとっては摂取が必要なビタミンでもあります。

禁煙や飲酒が習慣化している人、不規則な生活をしている人は体内での合成量が減少するためです。

厚生労働省が推奨している栄養所要量は男女ともに30μgなので、摂取する際の目安として覚えておくと良いでしょう。


ポイント

  • 特に、アトピー性皮膚炎や筋肉痛、薄毛で悩んでいたり、爪が割れやすかったりする人には積極的な摂取をお勧めします。

biotin.jpg
皮膚だけでなく、健康的な体を維持するために必要なビタミンのビオチンです。

参考: