はじめに

「 最近くびれがなくなってきた・・・」

「疲れやすきなってきた」

「肌のハリや潤いがなくなってきた」

そんなお悩みを持つ方はいませんか?

あなたの体の機能の低下が様々な日常生活での弊害をもたらしているのですが、この低下した機能を再び向上させるホルモンがあったら、あなたはどうしますか?

そのホルモンとは「成長ホルモン」

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一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

今回は人が成長する上で欠かせず、そして一生を通して私たちの健康維持に関わる成長ホルモンについてお話します。

 成長ホルモンの分泌低下による弊害

加齢とともに分泌量が低下する成長ホルモンですが、その分泌低下には加齢以外にも関わってくるものがあります。

その一つに、脳腫瘍が挙げられるでしょう。

脳の下垂体に腫瘍ができてしまうことで、脳自体が圧迫されると、下垂体の機能が低下してしまいます。


注意

  • 成長ホルモンの分泌を司っている下垂体機能の低下によって、成長ホルモンは分泌されなくなってしまうのです。

他、下垂体の近くに発生する腫瘍【頭蓋咽頭腫】や下垂体にできる袋状の腫瘍【ラトケ嚢胞】、そして下垂体にできる脳腫瘍の一種である【下垂体腺腫】などの下垂体周囲に発生する病気によっても、成長ホルモンの分泌量は低下します。


Question

  • 「では、腫瘍が出来なければ、成長ホルモンは加齢のみが低下の要因?」
いえ、そうとは限らないのが厄介な所。

腫瘍を取り除くための下垂体腺腫の手術や放射線照射も治療の一環ではありますが、成長ホルモンの低下の要因になってしまうのです。

もちろん、下垂体の機能が低下しうるような外傷が合った場合も同様に、成長ホルモンの分泌は低下します。 
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そして、成長ホルモンの低下により、様々な健康や美容に関わる症状が出てくるのです。

  • 皮膚のハリの低下、皮膚の乾燥
  • 疲労しやすくなる、スタミナの低下
  • 集中力の低下、気力の低下、うつ状態
  • 筋力の低下
  • 骨量の低下
  • 体脂肪の増加
しかし、成長ホルモンの分泌が小児期に少ない場合、成長ホルモン分泌不全性低身長症を起こしてしまいます。

また、極端に成長ホルモンの分泌が亢進することも問題です。

この場合、骨の成長が完成前であると巨人症を引き起こし、完成後であれば末端肥大症を引き起こします。


注意

  • ※成長ホルモン分泌不全性低身長症は成長ホルモンの投与によって改善されることが有ります。

その際、

  1. この病気である診断を受けること
  2. 2種類以上の成長ホルモン分泌刺激試験を受け、確認されること
  3. 骨端線の閉鎖がされていないこと
以上が、成長ホルモン治療を開始する上での条件になります。

ある程度歳を重ねてきたら、健康面でも美容面でも嬉しい効果をもたらす成長ホルモンを投与するアンチエイジング法を取り入れてみる選択肢もあります。

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参考: