はじめに

健康に歳を重ねていく上で考えなくてはならないのが、必要な成分や物質のこと。

加齢とともに、分泌や生成が低下していくものが殆どです。

中でも、美しさを保つ上で欠かせない成長ホルモンの分泌に関わるアミノ酸、アルギニンは健康と美容の2つの鍵を握っています。

そんなアルギニンについて詳しく解説していきます。

 体内におけるアルギニンの働き


ヒント

  • Q:身体の成長や健康維持に必要不可欠なアルギニンですが、体内でどのような働きをするのでしょうか。
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まず、アルギニンには、血管で一酸化窒素を生成する働きがあります。

この一酸化窒素は、血管を拡張し、血液硬化を防いで血流を促進します。


ポイント

  • そのため、動脈硬化、高血圧などの血液の病気を防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞などの予防に働きかけます。

また、抗酸化作用によって、老化の原因である活性酸素を除去するため、学習能力や記憶力の低下の改善、骨の強化、胃粘膜や肝細胞の保護とその機能の向上、胃腸の運動の調整などに働きかけます。


ポイント

  • これらの働きで、痴呆や骨粗しょう症、胃潰瘍、肝機能障害などの生活習慣病を含んだ、所謂老化病の予防と改善に期待出来ます。

次に注目すべきはアルギニンの持つ糖化を抑える働きです。

タンパク質、脂質などに糖が結合することによって糖化し、糖化物が体内に蓄積されると、活性酸素や炎症成分を生成し始めます。

これが身体の組織や臓器などに様々な悪影響を及ぼし、病気の引き金になりかねません。


ポイント

  • 糖化を抑制することで、老化や動脈硬化、糖尿病合併症などから老化現象によるシミ、シワなど様々な病気や症状を予防改善することが出来ます。

また、アルギニンの持つ成長ホルモンの分泌を促進する作用も有名です。

成長ホルモンは脳下垂体の視床下部で生産される物質で、成長促進や身体の活性化、免疫反応強化の作用を持ち、特に発育期の子供には成長する上で欠かせないホルモンです。

このホルモンの分泌は十代が一番多く、四十代では約半分に、八十代では20分の1にまで減少してしまいます。

アルギニンは、足りなくなった成長ホルモンの分泌を促すことで、代謝促進、筋肉強化、骨の強化などの効果を発揮します。

この効果から、ダイエットやアンチエイジング、美容効果も期待できるでしょう。

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以上の三つの働きに加え、

  • 免疫細胞マクロファージを活性化させ、感染症や癌を予防する免疫増強作用
  • 脳神経細胞に損害を与える体内中のアンモニアを尿酸に返還させる解毒作用
  • インシュリン分泌を促進し、血糖値を低下させ、糖尿病を予防する効果
なども持ち合わせ、様々な病気の予防改善、健康維持や老化予防、美容などに必要不可欠な成分、それがアルギニンなのです。